イタリア北東部に広がるドロミテ山塊(Dolomiti)は、ユネスコ世界自然遺産にも登録された壮大な山岳地帯です。白く輝く石灰岩の岩峰、澄み渡る空気、エメラルドグリーンの湖、そして南チロルならではの美食。今回はそんなドロミテを舞台に、絶景ハイキングとグルメを存分に満喫した旅の記録をお届けします。
宿泊した街はノーヴァ・レヴァンテ(ヴェルシュノーフェン)というところです。
ロープウェイがある街で、近くのカレッツァ湖へのアクセスもさほど悪くないので自然の中でハイキングなど楽しみたい方におすすめです!
列車に揺られてドロミテへ
旅の始まりは列車から。私たちはヴェネツィアから列車で向かい、約4~5時間ほどかけて到着した記憶です。
車窓に広がる景色がだんだんと平野から山岳地帯へ変わっていく様子に、期待が高まります。緑豊かな谷間を走り抜け、山々が近づいてくるのを眺めているだけで幸せな気持ちになります。




途中の乗り換えでは、ホームから見える山並みの迫力に思わずカメラを構えてしまいます。
列車の後はバスに乗り換えて、「Welschnofen, Zentrum(Nova Levante Centro)」まで向かいます。
この地域はイタリア語表記とドイツ語表記両方あってややこしいです。



ドロミテ山麓の町に到着
山の麓にある小さな町に到着しました。南チロル地方はオーストリアとイタリアの文化が交差するエリアで、道路標識もドイツ語とイタリア語の二言語表記。山岳リゾートならではの落ち着いた雰囲気が漂います。




宿泊先は山の景色が目の前に広がるペンション。ベランダからはドロミテの岩峰が見えるという贅沢なロケーションです。



ラウンジには周辺の物件情報も。笑

町のスーパーで買い出し
ハイキングの前に、まずは町のスーパーマーケットで食料を調達します。色とりどりのフルーツや新鮮な食材が並ぶ棚を見るだけでもワクワクします。地元のビールも発見して、さっそくゲットしました。




テラスでワインと絶景を楽しむ
ドロミテの楽しみは山歩きだけではありません。山の景色を眺めながらテラスでワインを味わう時間も、この旅の醍醐味です。南チロルはワインの名産地でもあり、地元産の白ワインは格別の味わいです。

宿の冷蔵庫には冷えたビールがたくさん!
自由にとってチェックアウトの時に自己申告で精算しました!
他の宿泊者の方達(西洋の方)は庭でテーブルを囲んで宴を開催してました。笑
これだけたくさんあったビールも、私たちは4本飲んでその他はその方達が飲み干したようです…笑






夕暮れ時のドロミテは特別です。夕日に照らされた岩峰がピンク色に染まる「エンロサディラ」と呼ばれる現象は、ドロミテならではの絶景です。

チーズ作りの伝統
南チロルでは昔ながらのチーズ作りの伝統が今も受け継がれています。こちらはスーパーで購入したブルーチーズ。

山麓の町並み
町を散策すると、伝統的な南チロルの建築が目に入ります。木造の温かみのあるロッジやカラフルな看板が、山岳リゾートの雰囲気を演出しています。




朝食を食べてハイキングへ出発
ハイキングの朝は、宿のレストランでしっかりと朝食をいただきます。焼きたてのパン、フレッシュフルーツ、チョコレートマフィンなど、エネルギー補給もばっちりです。


朝食後はロープウェイで一気に標高を上げて、ハイキングのスタート地点へ。チケット売り場でパスを購入し、準備万端です。


ハイキングコースの確認
ハイキングコースの案内図で、今日のルートを確認。ドロミテにはさまざまな難易度のコースがあり、初心者から上級者まで楽しめます。




ドロミテの絶景トレイルを歩く
いよいよハイキング本番です。標高2,000m以上の世界に広がるのは、可憐な高山植物と雄大な岩峰のパノラマ。足元には色とりどりの花が咲き、見上げれば白い石灰岩の断崖が青空に映えています。
ここから約1時間ほど歩いてカレッツァ湖の近くまで降りられるロープウェイ乗り場を目指しました。



トレイル沿いにはケルン(石積み)が点在し、登山者たちの足跡を感じます。一歩一歩進むごとに変わる景色は、何度歩いても飽きることがありません。





切り立った岩壁の迫力は、写真では伝えきれないスケール感があります。何千年もの歳月をかけて自然が作り出した壮大な景観に、ただただ感動するばかりです。


山の上のリフージオでランチ
ハイキングの途中で立ち寄ったリフージオ(山小屋レストラン)で、お待ちかねのランチタイム。歩いた後の揚げたてフライドポテトは最高の贅沢です。山の澄んだ空気の中で食べるとさらに美味しく感じます。


ハイキング後半戦
お腹を満たしたら、ハイキング後半戦へ。午後の光に照らされた山の景色は、朝とはまた違った表情を見せてくれます。



エメラルドグリーンのカレッツァ湖
ハイキングのハイライトは、山の中腹に突如現れるエメラルドグリーンの湖「カレッツァ湖」。氷河から溶け出した水が作り出す神秘的な色は、息を呑むほどの美しさです。周囲の緑とのコントラストが見事で、しばらくその場を離れることができませんでした。


山のグルメとお土産探し
ハイキングの後は、湖の近くのお土産ショップでグルメタイム。山で消費したカロリーを美味しいアイスでしっかり補給します。ワゴンから好きなアイスを選んでカップに盛ってもらうスタイル。

スーパーは欠かせない
前日にお世話になった地元のスーパーに再訪問。
今夜の晩酌のお供やお土産を物色します。
アジアの調味料やカップ麺も並んでいてついつい食べたい気持ち……。

前日から少しグレードアップして、冷蔵のパーケージに入ったブルーチーズではなく店員さんに取り分けてもらう量り売りのブルーチーズをいただきました。
美味しかった!

ディナーはこの街ほぼ唯一のレストランでステーキとパスタ
ヴェルシュノーフェンでほぼ唯一のレストランは「Marions Grillstube by Mannius」という店でステーキのお店です。




ステーキも赤ワインもとても美味しかったです。スタッフの方も親切でした。
最後にもう一度、空からドロミテを眺めて
旅の最後は、ロープウェイに乗ってもう一度空からドロミテの絶景を堪能しました。眼下に広がる緑の谷と、そびえ立つ白い岩峰。この景色をしっかりと目に焼き付けて、ドロミテの旅を締めくくります。

まとめ
ドロミテ山塊を歩いた今回の旅は、大自然の圧倒的なスケールと南チロルの美食を堪能できる最高の旅でした。ロープウェイを使えばハイキング初心者でも気軽に絶景ポイントまで行けるのが魅力です。
夕焼けに染まる岩峰「エンロサディラ」、エメラルドグリーンのカレッツァ湖、可憐な高山植物、そしてテラスで味わうワインとチーズ――五感すべてで楽しめるドロミテは、一生に一度は訪れたい場所です。イタリアの山岳リゾートを満喫したい方には、ぜひおすすめしたいデスティネーションです。

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