レストランでテイクアウトしたワインを持ち帰り、ふたりでグラスを合わせたのは、ヴェネツィア本島の Venetian Palace R&R(Agoda予約) の窓辺だった。
窓を開ければすぐ下に運河が流れ、船が通ると水面の光が天井にゆらゆらと揺れる。ただそれを眺めてワインを飲んでいただけの時間が、旅全体の中でいちばん心に残った。
ヴェネツィアに到着。駅を出た瞬間から“絵画の中”
駅から外へ出ると、目の前には大運河の青が広がる。
通りの喧騒も、観光客の声も、駅を出た瞬間に全部水面へ溶けていくような感覚になる。

ここから石畳の道を歩き、
細い路地を抜けた先が今回の宿、Venetian Palace R&R。
Venetian Palace R&R の滞在
この宿は “アパートメントタイプのホテル”。
外観は古い歴史的建物で、
中に入ると改装された階段や白い壁が美しく、落ち着いた雰囲気が漂う。

部屋番号は220。
キッチン・食器・電子レンジまで揃い、ダイニングスペースも十分。
バスルームは清潔で、広さも快適。


観光にも便利で、“自分の部屋で暮らしているような感覚” になれるタイプの宿だった。
部屋の主役は、圧倒的な“運河ビュー”
部屋の奥にある大きな窓。
そこが今回の滞在のハイライトだった。
窓を開けると運河が目の前。
水の音がそのまま部屋に届き、船が通るたびに光の反射が天井に揺れる。

朝は白く、昼は青く、夕方は金色に、夜は静かな黒へ。
一日の景色が刻一刻と変わる “水の都の本当の姿” を感じられる。
特に、レストランで買ったワインを窓辺で飲んでいた時間。
この旅でいちばん幸せだった瞬間。

周辺散策。観光地から少し離れた“生活のヴェネツィア”
宿の周辺は観光の中心地とは違い、生活の匂いが残る静かなエリア。

洗濯物が揺れる路地、パンを買いに来る地元の人、
通りすぎるボート、夕暮れに照らされる水面。
観光の賑わいとは違う、
“暮らしている人のヴェネツィア” に触れられる時間だった。
ヴェネツィアの歴史的な背景
ヴェネツィアは5世紀頃、侵略を逃れた人々が湿地帯に住居を築いたのが始まりと言われる。
塩商人や交易商が海路で行き交い、
東西貿易の中心として独自の文化と富を築いた都市。
・街のほとんどが運河
・建物は木杭の上に建てられている
・地図が迷路のようなのは、敵の侵入を防ぐための構造
歩いているだけで“歴史の層”を感じるのは、
こうした背景があるからだと思う。
定番スポット
本島に宿泊したおかげで、主要スポットにも徒歩で巡れた。
サンマルコ広場
ヴェネツィアでもっとも賑わう場所。
青空の下、寺院の金色のモザイクが眩しく輝く。
近くで見る彫刻や装飾は圧巻そのもの。
リアルト橋
特に夕方のリアルト橋は美しい。
橋の上から見える運河は、時間帯によって水の色が変わる。
ゴンドラ
観光名所だけれど、実際に乗ると“音の旅”という感じ。
ボートの揺れ、橋の下の反響、オールが水をすくう音が心地よかった。


夜のヴェネツィアは静寂が美しい
夜になると街灯が水面に反射し、
金色の粒がゆらゆら流れていくように見える。

昼の喧騒とは別の、静かで幻想的な世界。
始まりも終わりも、ワインとともに
滞在中に3回行ったお気に入りレストランがある。
駅の近くにある Trattoria Il Vagone。







・ボリュームがあり
・味がしっかりしていて
・価格も観光地にしては良心的
・店員さんが明るくて居心地がいい
シンプルだけどまた食べたくなる味で、結果的に3回も通ってしまった。
現地のコインランドリー利用も思い出に
滞在中は近くの Lavanderia Self-Service で洗濯をした。使い方が少し分からず戸惑っていたら、通りかかった人(地元の人か観光客か不明)が自然と教えてくれた。
旅先でのこういう小さな親切が、静かに記憶に残っていく。
セントレジスのアフタヌーンティーにも行った
贅沢に時間を過ごしたい気分の日は、
サンマルコ広場近くにある The St. Regis Venice のアフタヌーンティーへ。

上品なスイーツと、窓の外に広がるカナルの景色。高級ホテルならではの静かで洗練された空間。
“ヴェネツィアの優雅さ” を味わえる特別な時間だった。


お土産は宿近くの大きいCOOPでまとめて購入
観光地のショップより品揃えが多く、価格も安い。
オリーブオイル、パスタ、スナック、調味料など、ふたりで大量に買い込み、スーツケースが重くなったのも良い思い出。
Venetian Palace R&Rを選んでよかった理由
・窓からの運河ビューが圧倒的
・歴史的建物をリノベした美しい内装
・キッチンがあり自由度が高い
・周辺が静かで暮らすように過ごせる
・観光地へ歩いて行ける立地
・駅が近く移動が楽
・近くに良いレストランや大きなCOOPがある
そして何より、窓辺でワインを飲みながら運河を眺めた時間が特別だった。
旅の中で“何をしたか”より、“どんな時間を過ごしたか”が思い出になる。
そう感じた2泊3日だった。
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